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2010年 2月6日 [新東京タワー]

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 わかる? わかるかなぁ。おれならわからんね、たぶん。
 デジカメ買ったんすよ。デジカメ。
 以前、“カメラなんてケータイのものでじゅうぶん”とかなんとかいってたのは、どこのどいつだって話だが、まぁ忘れてください。
 とにかく、携帯電話カメラの性能では思うようにならなくなってきたところだったので。

 で、買ったのが、富士フイルムFinePix F70EXR(もちろん、色はピンクであることはいうまでもない)。
 なにしろ、“思うようにならない”部分が光学ズームだったもんで、できるだけ大きい倍率が可能で、その中で安いものといったら、これになった。
 画質などわからん。世間の評判はまずまずのようだが、それはネット上のものなのでどこまで信用に足るものかはわからない。こうしてブログに掲載する場合はサイズを縮小しなければならないから、ますます差はわからない。しかしまぁ、少なくとも今使ってる携帯電話よりはいいはずだろう。画素数は倍だし、広角幅も違うし、撮影対象によっては歴然とした差がでてくるものと期待しよう。
 来週あたり、披露できるか・・・。

 あぁ申し遅れました。現在289mだそうです。
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5日目のこと・3 ~プラド美術館~ [はじめての複数国周遊~スペイン編~]

 15:30発、ちょうどいい時間のせいか満員のバスでマドリードに戻ったのは16:15。ティッセン・ボルミネッサ美術館へ行こうかと思っていたが、残念ながら時間が足りない。どうしても観ておきたい絵もないし、諦め。さっさとプラド美術館へ向かう。

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 プラドでは、『フランシス・ベーコン展』なる特別展が開催されていた(2009年2月時)。
 「美術館で“フランシス・ベーコン”ってなに展示すんの?」と訝しんでいたら、どうやらそれは哲学の方のフランシス・ベーコンではなく、同姓同名、画家のフランシス・ベーコンの展覧会らしく。
 ふーん、そんな画家いたのね。
 プラドの常設展とは別料金だが、ま、こんな機会がなければ観ることはなさそうだし、せっかくだからいってみるかと、併せてチケットを買い、常設展をまわる前に観てみたのだが――あぁ、しまった。宿敵モダンアート。だめだ。ワケワカンナイ。しかも時間があんまりなかったのに。いろいろもったいないことをしてしまった。
 その落胆のせいか、トレドを歩きまわって蓄積された疲労と空腹感が急激に押し寄せてきて動けなくなり、カフェで休憩。時間ないのに。
 そのカフェのとなりの土産物屋は閉館時間より早く閉まるようなので、休憩後に物色。ホンモノの絵を観る前にそれがプリントされているだけの土産を物色するという本末転倒っぷりは、疲労ゆえの混乱か。時間ないのに!

 土産を買い終わったら午後6時。閉館まで2時間しかない。急ぎ、展示を観てまわる。

 プラドもいちおう“エル・グレコ地獄”の一環のつもりではいたが、トレドでたたっぷり観てきて、すでに満腹に近い状態だったため、他の画家の作品に時間を割いていく。
 で、プラドの最大の目玉といえば、なんといってもベラスケス作『ラス・メニーナス』であろうが、それよりもわたしの目を惹いたのが、同じベラスケス作『キリスト磔刑』であった。

 同じモチーフで描かれた他の画家の作品は世界中にあり、ここプラドにもいくつか展示されている。とくにゴヤ比較するとおもしろいのだが、ゴヤの『キリスト磔刑』は、その“死”があまりに劇的すぎて、文字通り、いかにも“絵に描いた”ように見えてしまう。ま、べつに、そういう芝居がかったケレン味も嫌いというわけではないが。
 では、ベラスケスの『キリスト磔刑』はというと――

 深く重い“死”の静寂。
 その静寂の中に浮かび映える、死体なのに――いや、死体だからか――妙になまめかしくエロティックですらある肉体のリアリティは、後の“復活”をも予感させる。

 イエスの死と復活。

 それを盛り込み描かれ、観る者に感じさせるこの作品は、宗教画としても、いち美術品としても、高みと深奥に到達している――

 ――と、魅入っていたのだが、あぁ、だから時間がないんだってば。
 時間を見ると、すでに午後7時30分。
 残りの展示を競歩のようなスピードで観てまわっていると――あぁ麗しき、ムリーリョのマリアたん再会
 でれぇっとしていたら――うん、時間がないんだな――「もうそろそろ閉館ですぜ」と係員に追い立てられてしまった。後ろ髪ひかれながらプラドを出る。
 鑑賞時間、2時間。足りない。永六輔の舌ばりに足りない。やはりせっかくの海外旅行、そして美術鑑賞は、時間に余裕をもって臨まないといけないなと、改めて痛感した次第である。

 ちなみに、足りないおかげで、渡航前に話題になった、『巨人』の確認もちゃんとできなかった。たぶん展示されてなかったのではないか。説明書きもどこにもなかったような。いちおう館内すべて観てまわったつもりではあるのだが、なにぶん早足だったもので、いまいち確証がもてない。
 ↑で活用させていただいたプラド美術館ホームページのオンラインギャラリーで“Goya”と検索してみても、やはり『巨人』は出てこない。“プラドの黒歴史”みたいな扱いになってるのだろうか。
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2010年 1月31日 [新東京タワー]

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 どんどんでっかくなってきて、いつもの場所からだと収まらなくなってきたので、そろそろ移動を。

 現在281mだそうです。
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2010年 1月24日 [新東京タワー]

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 まったく関係ない話だし、今さらながらでもあるが、『水曜どうでしょう』がおもしろい。毎週の千葉テレビでの再放送を楽しみにして、毎日なんとか生きているといっても過言ではない。
 なんだか認めるのが悔しいが、やっぱり大泉洋がおもしろいのかなと思っていたが、『1×8いこうよ』はあんまりおもしろくないから、これはやっぱり、藤村Dとのやりとりを含めた、“『水曜どうでしょう』の大泉洋”がおもしろいんだな、と。
 加えて、毎度毎度、“旅のあり方”について考えさせられてしまうんだな。
 おれにとって、“旅”ってなんなのか。

 あぁ、遠くへいきたい。

 いや、まったく関係ない話で。

 現在274mだそうです。
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5日目のこと・2 ~トレドを歩く 本場でエル・グレコ地獄~ [はじめての複数国周遊~スペイン編~]

 トレド旧市街に入り、ひとまず中心部とされているソコドベル広場へ。
 マクドナルドがあったので迷わず入る。バスターミナルで朝飯の食い直しができなかった分、昼飯も兼ねてガッツリ食ってやろうと思ったが、まだモーニングメニューしかなく、しょうがないからクロワッサンとコーヒーだけでしのいでみる。ま、生きていくにはじゅうぶんなカロリー摂取量だから、よし。

 さぁ、いよいよ本場でのエル・グレコ地獄だ。

 サンタ・クルス美術館、カテドラル、サント・トメ教会と、エル・グレコ作品が展示されている場所を巡る。

 縦に細長くデフォルメされる画風になったのは、“画家が乱視だったから”という説もあるようだが、それが意図したものでないのかどうか、なんにしろ、観る者は聖者を下から見上げているような感覚になるという、宗教画としては抜群の効果と、誰が観ても“エル・グレコの作品”とわかってしまえる個性的画風が生まれたという結果だけで、もうじゅうぶんだろう。信仰心は欠片もないわたしでも、なにかしらの神性をそこに感じ、ついにはこんな場所まで来させてしまうチカラが、エル・グレコの絵にはあると、そういうことだ。

 倉敷で、大阪で、食い入るように見つめ、ヨーロッパ各地の他の美術館でも、展示されていれば異彩を放っていて目を離すことができなくなる、その絵を、画家が暮らした街で鑑賞していく。
 こんな贅沢な話はない。
 ヨーロッパに来てまでマクドナルドで飯をすませている惨めさなんぞ、小さいものである。

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 さて、エル・グレコの絵を観たことで、この旅の最大の目的は達成してしまったことになるのだが、まさかこれで帰るわけにはいかないだろう。カテドラルを出たあたりで――先程までの光景は夢か幻か――すでに雪は止んでいて、日差しまでチラホラと出始めてもいた。
 よし、街歩きだ。

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 しかしこれが、なんというか――

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 ――新鮮味に欠ける。

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 同じような街並みはシエナで散々見てきたのだ。
 いや、同じどころではなく、あの鮮烈な“赤”のおかげで、シエナの記憶が、目の前のトレドの街並みの印象を薄くしてしまう。

 そんなことをつらつらと考えながら、“エル・グレコの家”なる、画家の家やアトリエを再現した場所へ行ってみたら、改装中とのことで閉鎖されていた。ガイドブックには“2008年1月現在閉鎖中”とあったが、まさか1年経ってもまだ工事が終わっていないとは思いもよらなかった。
 じゃそれなら、トレドの全景が見渡せるという、タホ川対岸のパラドールの方まで行ってみようかと思ったら――先程の日差しは夢か幻か――にわか雨が降ってきたり、また止んだり、現在地から徒歩で行くのはどうやら面倒そうだということが判明したり、最大の目的を達成したことで少々腑抜けてしまっていたりで、じゃ、ま、いっか、とあっさり諦め。目的は達成したとはいえ、まだその目的“地”にいるというのに、こうあっさり引き下がってはもったいないという気持ちもなくはないが、この後はマドリードに戻ってプラド美術館に行く予定でもあるし、体力温存しておくか。

 バスターミナルへと向かう道程には、皮肉にも、もう雨も雪も降る気配はなかった。
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2010年 1月17日 [新東京タワー]

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 タモリ倶楽部で扱ったおかげで、“なんだかやりにくくなるなぁ”と思っていたのも、それはわたしがタモリ倶楽部のファンであるからそう思っていただけであり、実際のところはただの深夜番組にすぎない放送にさして世間が影響されていないのは、見物客による混雑がいつもどおりな感じだったことからもうかがえる。

 現在264mだそうです。
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5日目のこと・1 ~トレドへ行く~ [はじめての複数国周遊~スペイン編~]

 午前7時半に起床。泊まっている宿に朝食はついておらず、前夜、スーパーマーケットで買っておいたサンドウィッチを食いながら、ぼけっとテレビ見ていると天気予報。マドリードには雨マークがついていた。

 ウィーンやモロッコはあくまでも“ついで”であり、旅の本来の目的は、この後向かう予定のトレドに行くことであった。それが雨に祟られるとは――ま、雨に濡れる古都というのも風情があっていいか。

 ホテルを出ると、すでに街には雨が降っていた。
 傘を開いたり閉じたりしまったりは面倒なので、そのまま小走りに地下鉄駅へ向かう。

 ソルから1号線、6号線と乗り継ぎ、メンデス・アルバーロ。ガイドブックによればトレド行きのバスが発着しているという、南バスターミナルへやってきた。
 さすが長距離バスも発着しているターミナルだけあってカフェや売店もある。サンドウィッチとコーラだけの朝食は若干物足りなくもあり、“トレドへ行く前にコーヒーでも飲んでいくかいな”などと思いつつ、いやいやその前にトレド行の乗り場を探さなくてはと発着掲示板見たら、どこをどう見ても“TOLEDO”の文字が見当たらない。掲示板に表示されているのは直近30分程の発着時刻だったので、たまたま近い時間のトレド便がないだけなのかと、またしばらく掲示板を眺め続けたが、待てども待てども“TOLEDO”とは表示されない。

 さてどうしたもんか。

 ま、こうしていても仕方がない。時間ももったいない。勇気を出して案内所で訊いてみることにした。スペイン語なんぞわかりゃしないから、とりあえずいいかげんな英語で係のおばちゃんに尋ねたら、メモ紙をサッと出された。迷っている外国人が後を絶たないのだろう、同じメモ紙が何枚も用意されていた。
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 とにかく「地下鉄6号線に乗ってこの駅へ行け」と。トレド行バスの発着は場所が変わったらしい。

 わたしが持っていたスペインのガイドブックは、オーストリアのものとは違って、いちおう最新版だったんだけども・・・。やはり海外個人旅行というのは、なかなかうまくはいかないもんで。

 で、おばちゃんの指示通り、プラサ・エリプティカに行ってみると、駅はバスターミナルと直結していた。
 施設はなにやら真新しく、新しすぎるせいか売店などはなにもなくて、不気味なほど殺風景である。
 ターミナル内の窓口でチケットを買い、トレド行の乗り場へ。
 いちおうターミナルだけあって、多数のバスが発着してはいるが、客数を見るかぎり、トレド行専用ターミナルのようにみえる(あくまで2009年2月時の話です)。

 少し待って、やってきた観光タイプのバスに乗り込み、乗車率50%程で定刻発車。

 ターミナルを出ると、外は土砂降りになっていた。
 “雨に濡れる古都もいい”だぁ? こりゃ観光どころではないだろう。

 さてどうしたもんか。

 美術館、博物館、教会をハシゴして引きこもるか。さっさとマドリードに引き返すか。なんにしろ、のんびり街歩きなんて、このままではできそうにない。
 いろいろ考えながら車窓を眺めていたら――

 ――大雨は大雪に変わってしまった。

 降りしきる雪に視界は遮られ、車窓からの景色なんて、なにも見えやしない。
 土砂降りで憂鬱に傾いていた気分のメーターも、ここまで来ると振りきれてしまう。もうどうにでもなれ。

 バスは、雪の影響で遅れるどころか、定刻30分前にトレドに到着。どういう時間設定してるんだ。
 バスターミナルを出ると、大雪で相変わらず辺りの視界が悪く、本当にここがトレドなのかすら疑わしくなってきた。
 バスを降りたはいいが、じつは終点ではなかったとか・・・。
 しかし、よーくまわりを見てみると、“Hotel El Greco”という、じつにわかりやすい名前のホテルがあり、あぁやっぱりここはトレドで間違いないと、一安心。

 雪にまみれ、歩くこと10分弱。旧市街へとたどり着いた。
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 ま、雪で白く染まる古都というのも風情があっていいか。
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ウィーン・リング・アンサンブル ニューイヤー・コンサート 2010 [感想文]

KAJIMOTO | コンサート | ウィーン・リング・アンサンブルニューイヤー・コンサート

 えぇ、まぁ、こういうことだったんですね。わたしには場違い極まりない、サントリーホールまで行ってきましたよ。

 小編成なぶん、少し物足りなく思うのではないかと憂慮していたが、それはまったくの杞憂に終わった。
 確かな技術と巧みな編曲によるものか、オーケストラによるオリジナル曲を忘れてしまいそうなほどで。
 むしろこの小編成の軽やかさは、大編成の演奏よりもウィンナワルツに合うのではないか。
 まさにこのアンサンブルの為に作曲されたのではないかとも思える『ウィーン気質』の冒頭部。別世界に吸い込まれそうなヴァイオリンの音色に、気が遠くなった。

 また、指揮者の色がつかないおかげで、この演奏にウィーンフィルの真髄が表れているようで、そう思うと感慨もひとしおである。

 ちなみにアンコールでは、例によって『美しき青きドナウ』と『ラデツキー行進曲』が演奏され、『ラデツキー』では例によって例のごとく観客の手拍子が起こったわけだが、『ドナウ』ではあのフライング拍手は起こらず。さすがにアレを率先してやろうとする客は、日本人にはいないのだろう。もちろん、わたしにもそんな勇気はない。
 他会場ではアレがおこなわれたのか、過去の演奏でおこなわれたことがあるのか、メンバーは演奏を止める覚悟と新年の挨拶の準備はしているのか、気になるところではあるが、まぁいいや。

 S席9000円。普通の小編成の演奏会であれば、この値段は考えものだが、ウィーンフィルのエッセンスが凝縮されたこのアンサンブルである。もうじゅうぶん納得。
 いやだって、ウィーンフィルのコンサートは、日本じゃ9000円で聴けないしね。
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ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート2010 [感想文]

 いやいやどうも。あけましておめでとう。
 時期を逸しているかもしれない挨拶ではあるが、とりあえずこれを観ないことには新年を迎えた気分にはならないし。
 ではなんでこの日になって観ているのかというと、直前に観て気分を昂らせてからという・・・ま、詳細は明日。

 とにかく録画しておいたものを先程観たわけだが、演奏、映像共に、近年では一番わたし好みの出来栄えだった。
 とくに映像は、本分に立ち返ったというか、来るべきところに来たというか。
 ダンス中継は美術史美術館。あまりに出来すぎた舞台の美しさと、昨年自分もここに居たという記憶が相まって、なんだか泣けてきた。
 で、例年、そのダンス中継がおこなわれる『美しき青きドナウ』であるが、今年は違って、ヨーロッパ各地のドナウ川の風景が映された。
 あぁ、そうだ。これが本来あるべき、この曲の演出であろう。
 で、『ドナウ』の演奏自体は、軽やかに、華やかに、ニューイヤーコンサートにふさわしく大袈裟で派手な緩急のメリハリのつけ方だったのだが、それでいて穏やかでもあり、まぁとにかく心地よい。
 プレートル自身の一昨年の指揮より、今回の方がはるかに楽しめた。

 さぁ明日。同じように楽しめるかどうか。
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2009年散財の旅 ~KEIRINグランプリ09~ [舟・馬・自転車]

 忌々しいことに――いや、この不況の世の中、職にあぶれて困っている人が大勢いるのだから、ありがたいといえばありがたい話ではあるが――こんな年の瀬の30日になっても仕事がありやがる。
 なもんで、リアルタイムでレースが観られず、事前予想、事前購入しなければならないわけだが――
KEIRINグランプリ09出走表|KEIRIN.JP

 ――はい、今年も競輪、まったく観てないんですね。昨年のグランプリから観てない。だから、並びがどうなるかもよくわからないから、予想なんぞしようがない。いやそれ以前に、1、2番の年齢20代の選手が、もう誰だかわからない。予想もへったくれもない。それで車券を買おうというのだから、金を捨てるようなものだ。どうかしてるぜ、おれ。
 ま、業なんで。

 しかしまぁ、出走表を見るかぎりはそれほど複雑でもなさそうで、とりあえず関東が1-8-3で2段駆けの態勢。あとは中部が2-5。福島で6-4。他7、9は単騎ってとこだろう・・・たぶん・・・あいや、だから1、2番が誰なのかすら知らないじゃん、おれ・・・。
 あぁわからん。
 もういいや。こんなわたしでも、よーく知っている神山中心で。全盛期の力がないのもよーく知っているが、武田の後ろにくっついていけば、ちょろーんと差せるだろう。“神山悲願のGP初制覇”で、車券も当たってウハウハってのは、じつに美しい終わりではないか。

レース競走結果|KEIRIN.JP

 おほっ。並びは予想どおりではないか!
 あぁ、しかし――神山、あっさり武田の番手とられてやがる・・・。やはり全盛期の力がないと、こんなものか。
 ゴール前も、“武田の番手から◯◯が差しにかかる”という景色の予想だけはなんとなーく当たってたが、その◯◯が神山ではなかったうえ、武田は差されてもいないし、さらにその外から誰かが追い込みを決めるというのも余計で、ま、要するに、なんだかんだでわたしの完敗ってだけの話であり、そんなんで車券を買うなって話でもある。

 あー、困った。年が越せねぇ。
 誰か2億円くらいくれ。
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